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おへそレポート

【地域】挑戦は3年目へ。恵那市上矢作町の木を活かす「コミュニティハウスづくり」

2017/05/22

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|“林業と製材のまち”復活物語 3ndシーズン突入

面積の95%を森林が占める岐阜県恵那市上矢作町。

荒廃する山の状況を何とかしたい。過疎化する地域を再び元気にしたい。

そんな思いで地域の有志がはじめたなつかしい未来の会の取組みを、おへマガは2015年から追いかけてきました。

2015年: “林業と製材のまち”を復活させたい!恵那市上矢作ではじまった『製材』復活物語
2016年:上矢作の山で木を伐り製材。活動は2年目に突入し、いよいよ家づくりがスタート

恵那市上矢作町
 

子どものころの思い出はだんだん薄れてきてしまいましたが、わたし(@編集長そのはら)も田舎育ちですから、やっぱり家の田んぼや周りの山で遊んでたな〜という記憶があります。勝手にダンボールの秘密基地を作って、近所のおばあちゃんに怒られたことはものすごく覚えているから不思議なものです。

でも思い出そうとすれば、ワラビを採るのは好きだったけど私は全く食べなかったなとか、家の隣を流れる小川には毎年蛍がいたなとか、近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんに遊んでもらって育ったなとか、そうした暮らしを思い出せます。

この「経験」が、私たちの子世代に当然続いていくものかというと、決してそうではありません。

* * *

かつて“林業と製材のまち”として栄えていた上矢作町は、林業の衰退とともにピーク時に8台稼働していた製材所は全て廃業。町からは若者世代が流出し、人口減少が深刻です。

山師や製材職人、山で育った世代の人たちは、既に多くが80歳近く。なつかしい未来の会の代表である山の達人・堀賢次郎(ほり けんじろう)さんも、現在84歳だといいます。

こうした先代から、地域に残る、山里に生きる知恵をしっかり受け継ぐことができるのは、今しかないんです。知恵と技、そして心を、次の代にも引き継いでいきたい。

こうして、山で生きてきた世代と受け継ぐ次世代が一緒になりはじまった「なつかしい未来の会」。地元の木を用いた地域の交流拠点づくりに向けて、この2年間で様々な取組みが行われてきました。

 

|山里の暮らしを取り戻す。

上矢作製材体験イベント
 

これまでの2年間で、製材見学桧皮とり間伐体験、木馬体験・搬出作業、製材体験、キノコのほだ木づくりなど、生きた知恵・技・心を引き継ぐ様々な活動が重ねられてきました。

地道な取組みを重ね、3年目の今年地域の山の木を生かした「コミュニティハウス」づくりは少しずつ完成へと近づいています。

のべ、300人近い人たちによって支えられてきたコミュニティハウスづくり。その1つ1つが昔から伝わる知恵の結晶です。

技と知恵が受け継がれていくだけでなく、参加した人たちの心には、山を大切にすること、そして山里に生きる知恵と面白さが確実に芽生えているように感じます。

 

製材物語
 


|300人で作り上げる、山里の暮らしの拠点


この場所は、山で育った大人たちの憩いの場所であり、これから山で育っていく子どもたちにとっての居場所。山の中でしかできない遊びを思いっきり楽しんだり、山里に伝わる知恵を伝えたり、移住のお試しをしたり、山での暮らしを心ときめかせる大きな拠点です。

メンバーのひとりで、恵那の様々な地域で森づくりを行う安藤由美子さんはこのプロジェクトの意義をこう語ります。

「地元の山の木で12坪分の小さな小屋を建てよう!」言ってしまえば、これだけの小さな取り組みです。
けれど、ここにも立ち上げから2年3カ月の積み重ねが詰まっていて、それは今80代の人たちが受け継いできたもう途切れてしまいそうな生きた知恵をつなぎ残す作業なのです。人がしかも80代の老人が、人力だけで重機と同じくらいの材木を運ぶなんて、信じられるでしょうか?
山の達人たちが受け継いでる知恵や技というのは、本当に私たちが常識でイメージできるレベルを超えているのです。人間がもつ本当の可能性を、たくさんたくさん教えてくれるのが80代以上の方々なのです。その知恵や技を受け継ぎたくて、集まってくる若者たちがいます。そして、こうした「生きる知恵や力」を本当に受け継ぐことができるのは、もう大人になってしまった私たちではなくて、これから育っていく子どもたちこそだと思います。

 

|建前を目前に。クラウドファンディングを開始

直接活動に参加できなくても、活動に共感し、志と地域の未来を「資金」で応援する方法があります。

安藤さんは現在、クラウドファンディングサイトready forにて、資金集めに挑戦中です。(2017年6月30日(金)午後11:00まで)

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コミュニティハウスづくりの資金は、これまで柿や木材で資金づくりをしたり、寄付を募ったりして資金づくりをしてまかなってきたそうですが、資金が追いつかず、建て前(柱などの組み立て)を遅らせてきたといいます。

しかし天然乾燥の木材を使用しているため、これ以上遅らせるわけにはいきません。

山で育った大人たちの、3年目の挑戦。
山での暮らしに興味がある、関わってみたい、応援したい、そんな方はぜひページをチェックしてみてはいかがでしょうか?

「地域の山の木を活かすコミュニティーハウスづくりを応援したい!」クラウドファンディングページ
なつかしい未来の会 公式ホームページ

 

 


この記事を書いた人

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名前   おへマガ編集部

おへマガ編集部のえなここです。岐阜県恵那市・中津川市出身&在住の女子。おいしくてカワイイものが好き!

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