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おへそレポート

【郷土】いまこそしめ縄を作りたい。あのおじいさんにしめ縄ワークショップをしてもらう

2015/12/29

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【しめ縄、もう飾りましたか?】

こんにちは。もうすっかり年の瀬ですね!

うそ、1年経つのってこんなに早い?まじで?ヤバイ!何もお正月準備してないよー・・・と今焦っているアナタ!

大丈夫、アナタだけではありません(笑)

まだ年賀状を書いていない私です。

でも、今年はなんと!しめ縄飾りを自分で作っちゃったので、それだけで満足しているのです。

そう、前回の郷土レポートに書いたあの味のあるおじいさんに、しめ縄の作り方を習ってきたんですよ~!

しめ縄飾りってどうやって作るかご存知ですか?

実は、やってみれば意外と簡単。でもコツをつかむまでが大変でした。

 

【そもそもしめ縄飾りって何?どんな意味があるの?】

うちの隣に住んでいるこのおじいさん(和田奨さん)はこの地域の生き字引的な存在で、風習や野菜の栽培方法、草木の種類などなんでも知っていて、惜しみなくそれを教えてくれます。

しめ縄作りを教えて~と頼んだとき・・・

「男の方がええ」

と言われました。

瞬時に、あ、これは土俵に女が上がってはいけないのと同じやつか?と思いましたが実はそうではなく、しめ縄飾りを作るにはとっても力が必要なので、男の方が教えやすいのだそうです。

 

しめ縄の由来は古く、「天の岩戸に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)を岩を引き明けて連れ出して大神のまわりに『しりくめ縄』を引きめぐらした」という神話がきっかけだと言われています。

しめ縄は、その境界内の出入禁止のしるしの役割があり、これを飾る事によってその中は清浄な区域だと示して、わざわいをもたらす悪い神を寄せ付けないようにという意味があるそうです。

普段農作業などで使う縄は右にねじる右綯いなのですが、お正月のしめ縄は左綯い

これはハレのときは普段と逆のことをして、厄除けをするという意味が込められています。

(節分に身分に合わない着物を着て厄払いするとか、小さい頃男女逆の服装をさせると体が強くなるとか、この公式はいろいろな風習で見られるのです!)

また、20日~28日の間で日を見て、仏滅など縁起の悪い日は避けて飾ります。

ちなみにこのあたりでは、元旦に飾って、一年間飾りっぱなしにしたら、次の年のどんど焼きで焼く、という風習もあるそうな。

 

 

【というわけで早速作ってみよう!】

 

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しめ縄作りの流れはこんな感じ。

  1. 藁を叩いてやわらかくする
  2. 束を取って根元をしばり、3本に分ける
  3. 3本のうち2本をより合わせていく
  4. 3本目をよりながら3の縄に巻きつける
  5. 3本より合わさったら、最後のしっぽ部分をほどけないようにしばる
  6. 全体を毛羽立たせる
  7. 前垂れとシデを付けて完成!
 

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しめ縄をよく見てみてください。ねじれている束の一つ一つがさらに微妙にねじれているのがわかりますか?

これが「撚り(より)をかける」ということです。糸や、普通のロープもこのようにより合わせながら強度を高めているんです。

この「撚りをかける」作業が、とにかく力が必要!

両手のひらで藁によりをかけながら、ねじりあわせていくのに、思った以上に腕の力と胸筋を使います(笑)。

撚りあがったときには手に力が入りません!しめ縄作りが女に向いていないという理由がわかりました。

でも、コレを簡単にできるコツというか、裏技があります。

 

【女性なら二人がかりでやると簡単にできちゃう】

力が足りない場合、一人がよりをかけながら縄をしっかりもち、もう一人がねじるという方法があります。

こうすれば撚りもしっかりとかかり、丈夫なしめ縄ができます!

一人でどうしてもやりたい場合は・・・練習あるのみ!

おへマガ編集部も半日で師範認定されましたので(本当か?)きっと誰でもできるようになるはずですよ。

そしてできたのがこちら。

 

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後ろでおじいさんが黙々とシデを大量生産しているなか、こんなショットを撮るおへマガ編集部。

最初はおじいさんに「山芋のようだ」と言われたしめ縄作りも、最後には「ごぼうになったぞ」と言われて喜びを隠し切れません。

 

【現代においてしめ縄を手作りする理由とは】

いまや100円均一にも置いてあるしめ縄。

わざわざ手作りするなんて大変!と思われる方が多いでしょう。

でもこうして手作りしてみると「来年も豊作になりますように」「来年も家族が健康でありますように」と祈りを込めながら藁を少しずつ撚ってきた、先人たちの想いが偲ばれます。

そして手作りしてみて初めて思ったことですが、その年の最後に作るしめ縄は、その名のごとく「今年を締めよう」という気分にさせます。

ぎゅっ、ぎゅっと撚られていく藁一つ一つに、今年起こったさまざまな出来事を重ね合わせて、「いろいろあったけど、今年はもう終わり。来年に向けて、1回締めましょう」と思える。

しめ縄作りはそんな、心の儀式であるようにも感じました。

来年はしめ縄を商品化だー!と勢い込むおへマガ編集部・しめ縄女子たち。

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おじいさん、ありがとうございました。

うちの神棚には3年ぶりに新しいしめ縄が飾られて(汗)、胸のつかえが取れた気分でお正月が迎えられそうです。

 


この記事を書いた人

ayami

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2012年に横浜から恵那市へUターンしてきたおへそ仲間です。 登山や自然に関することと、お絵かきがすきな20代後半女子です。 2014年に1児の母になりました♪ FarmRootsという農家2年目でもあります。

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