この記事を書いた人
名前 おへマガ編集部
おへマガ編集部のえなここです。岐阜県恵那市・中津川市出身&在住の女子。おいしくてカワイイものが好き!
2015/12/30
大晦日には、何を食べますか?
1年の最後の日、大晦日。
みなさんの家庭ではどんな料理が食卓に並びますか?
恵那に移住した方と話していた時のこと。
「この辺の人って、年越しそばとか食べないんでしょ?驚いたよ〜。」
「え?うん!え?年取りのおかずとか、ブリとか、おせち食べるんじゃないの?」
「えー!おせちは元日から食べるよ!」
編集部そのはら(岐阜県中津川市)の家庭では、大晦日は「年取りのおかず」を食べ、「年取り」をするのが恒例。お正月よりも大晦日の料理の方が豪華!年越しそばを食べることはまずありません。
全国どこも「年取りのおかず」を食べるものだと思っていたので、結構なカルチャーショックを受けました。
各家庭で料理は様々ですが、恵那・中津川地域ではこういった家庭が多い様に思います。
小さな頃から当たり前なものとして育った「年取り」ですが、一体どんな意味があるのでしょう?
そもそも「年取り」って何?
旧暦では、日が沈めば1日が終わり、翌日がやってくると考えられていました。つまり大晦日の夕方、日暮れと共にその年は終わり、新しい年が始まります。
元旦がくるのが、今より少し早かったんですね。
また昔は、年齢の計算はお正月が規準。お正月がくると、みんながひとつ年をとることになります。
年神様(お正月の神様)を迎え、みんなでひとつ年を取る。家族揃って特別なごちそうを食べる行事のことを「年取り」、その時のごちそうを「年取りのおかず」と言ったようです。
門松や鏡餅の飾り付けが終わり、料理も整ったところで、家長を最初に順次入浴を住ませ、神仏に礼拝して席に着きました。
家長を上座にして家族全員が本膳の席に並びました。本膳には白飯と汁、大きなお椀には年とりのおかずが盛られ、茶碗蒸しが付き、御頭付きの魚か小鳥の糀漬が並び、数の子・なます・田作り・黒豆などが大皿に盛られ、一年のうち最大のごちそうでした。
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