この記事を書いた人
名前 おへマガ編集部
おへマガ編集部のえなここです。岐阜県恵那市・中津川市出身&在住の女子。おいしくてカワイイものが好き!
2016/10/24
|旅する中山道
恵那駅から徒歩約3分。
中山道大井宿(岐阜県恵那市)に訪れたら1度は立ち寄っておきたいのが、「中山道広重美術館」です。
江戸時代の絵師、歌川広重や歌川国芳の浮世絵版画など、とても質の高い浮世絵コレクションなど約1400点を所蔵。中でも、歌川広重・渓斎英泉が合作した揃物「木曽海道六拾九次之内」は、世界でも数少ないものです。
通称”田中コレクション”と呼ばれるこれらの浮世絵は、恵那市の実業家・田中春雄氏(1919〜2012)が約30年間かけて収集したもの。浮世絵版画は特に光に弱いので同じ作品を出し続けることはできませんが、ほぼ毎月作品が入れ替えられて展示があり、年に2回特別企画展も開催されています。
▼展示スケジュールは中山道広重美術館公式サイトをチェック!
歌川広重と言えば、いわずと知れた日本を代表する浮世絵師。
世界的にもその評価は抜群。
こんな身近なところで、素晴らしい文化に触れられるなんて・・・恵那の人はラッキーですよね。
昨今の日本美術ブームで、実は今、浮世絵の人気がまた高まっているってご存じでしたか?
浮世絵と中山道広重美術館の楽しみを、学芸員の前田さんに伺ってきました!
|江戸のポップアート!
前田さん:「浮世絵は、江戸時代に人々が見たいと思うさまざまな情報が表現されています。中でも、歌舞伎、美人画、風景が多いですね。気負わずに見ることができて、誰もが買える庶民のものだったんです。
その時代の流行が取り入れられたり、着物の着こなしが表現されたり、逆に浮世絵から新たな流行が生まれたり。現代で例えるとテレビや雑誌のような存在ですね。
「東海道五拾三次之内」は、今で言うと旅行ガイドブックのような役割を果たしていて、江戸時代の後期には旅行ブームが起こったんですよ!ひとつの絵から、当時の人たちについていろんな様子を知ることができるのが、面白さですね。」
DATA
住 所:岐阜県恵那市大井町176-1
電 話:0573-20-0522
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日を除く)、祝翌日、年末年始
※展示替えなどで特別休館あり
観覧料:大人(20名以上で団体料金)
企画展 510円(団体410円) / 特別企画展 820円(団体660円)
※小・中・高校生は無料。
※一部展覧会によって上記観覧料とは異なる場合があります。
駐車場:あり(契約駐車場で90分まで無料)
名前 おへマガ編集部
おへマガ編集部のえなここです。岐阜県恵那市・中津川市出身&在住の女子。おいしくてカワイイものが好き!