この記事を書いた人

名前 おへマガ編集部
おへマガ編集部のえなここです。岐阜県恵那市・中津川市出身&在住の女子。おいしくてカワイイものが好き!
2015/05/05
岐阜県恵那市上矢作町。
面積の95%が山林で覆われ、かつては“林業と製材のまち”として栄えていました。
恵那市の南東に位置する上矢作町。人口は約2000人。
「製材」とは山から伐ってきた材木を、「柱」や「板」などに切って加工すること。
ピーク時、町には8軒の製材所が稼働していましたが、
林業の衰退とともに徐々に廃業を余儀なくされ、やがてその全てが閉鎖されました。
現在、町内に残る大型製材機はたった1台。
50〜60年前に同町の堀井工務店に新設されたものが、唯一残るのみだそうです。
当時は、それぞれの工程に専門知識を持った職人がおり、5・6人体制で稼働させていたという製材機
「何回も、もう辞めよう、もう壊そうって思ったよ。」
そう語るのは、堀井工務店社長の堀敏夫さん。
「だけど、当時の職人さんたちからなんとか残して欲しいって言われてね。
これで商売しようとはもう思っとらんけど、
僕が元気なうちだけでも残して、引きたい人(※製材すること)が引ける形にしておこうと思って残してきた。」
20年ほど前まではフル稼働だったという機械も、
今は年に数回、必要な時に動かすのみとなってしまったそうです。
>>「製材」復活へ。そのはじまりの一日
近年恵那市内では、山を中心とした地域の取り組みが活発化しています。
上矢作町でも、地元有志が中心となり「なつかしい未来の会(元・上矢作の森づくりを語ろまい会)」が発足。
●上矢作の「製材」を復活させ、地域の山の木をもっと活用していきたい。
●失われつつある地元の職人さんの「製材」の知恵と技、そして心を、次の代にも引き継いでいきたい。
そんな想いから、3月下旬に「製材体験イベント」が初めて開催されました。
会場はもちろん堀井工務店。
人で溢れるかつての製材所
地元をはじめ、県内外から約40名が参加。
地域の職人がスギやヒノキを柱や梁、板に加工する様子を見たり、自分で端材を切ったり、製材製品活用のアイデアを交流しあったそう。
>>学べるのは、今しかない。
山師や製材職人、山で育った世代の人たちは、既に多くが80歳近く。
イベントを主催したメンバーの1人で、恵那の様々な地域で山に携わる安藤由美子さんは
「地域に残る、山里に生きる知恵をしっかり受け継ぐことができるのは、今しかないんです。またここで、(木材を)引ける人が育っていけるようになるといいなって思っています。」と語ります。
地域で「製材」の技を受け継いでいく、製材した材を活用していく、地域の山の恵みを伝え活かしていく。
「製材」の復活を目指す、その始まりの一日となったようです。
おへマガでは、恵那の森づくり・森ぐらしを応援しています。
今後も継続して情報をお伝えしてきます!

名前 おへマガ編集部
おへマガ編集部のえなここです。岐阜県恵那市・中津川市出身&在住の女子。おいしくてカワイイものが好き!