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おへそ仲間の声

【登山/滝】中津川市の冬の絶景。小秀山の氷瀑レポ

2018/01/28

寒い時期に滝が凍り付く現象を「氷瀑」といい、岐阜県では東部や飛騨、または長野県から北の寒さが厳しい地域では大きな滝もこの氷瀑になりやすく、絶景スポットとして人気があります。
今回は中津川市加子母と長野県王滝村をまたがる「小秀山」にある夫婦滝の氷瀑を観に行ってきました。
(先に言ってしまうと、積雪時は氷瀑まで行き2時間、下り1時間。ブーツまで埋まるくらいの雪と急角度もあり、アイゼン必須でした)

小秀山は岐阜の美濃地方では2番目に高い1982メートル。
1番は恵那山の2191メートル)。
頂上からは御嶽山も含めた360°の景観が楽しめ、途中では「カモシカ渡り」と呼ばれる崖登りも楽しめます。

iPhoneからのパノラマ写真。
中央やや左に見えるのが御嶽山です。

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中盤までは木道も多く、小さな滝の青が1年通してとても綺麗。
ちょっとしたハイキングができる方なら滝巡りだけでもオススメの場所です。
夫婦滝までなら雪がなければ1時間半でたどり着けます。

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カモシカ渡りはこんな感じ。
あくまで一部分です。
最初見た時は「カモシカ「渡り」じゃなくカモシカ「落とし」ではないんだろうか」と思った。
写真だと分かりつらいですが、木の寝も看板も大きいので実際に見ると結構な高さです。
ほぼ垂直のこの壁を登っていきます。

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登ってる途中から見下ろすとこうなります。
さっきいた地面がとても遠く感じるし、こんな事してるわりには高いところが苦手なのでヒザがよく笑う。
そしてここまで登ってしまうともう降りられない。

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なので頂上を目指すなら登山中級者以上推奨。それでなくても結構な距離があるので体力が要ります。
僕は休憩や写真撮影などの足を止める作業を含めて往復7時間20分かかってました。
http://www.movescount.com/ja/moves/move197438272
(王滝村からは2時間程度で登れるそうですが、岐阜県側からその登山口まで行くのも結構遠いのでまだ未踏…)

話を戻し、氷瀑巡りへ。
先ずは小秀山登山口でもある乙女渓谷キャンプ場へ。
ここで駐車料金500円と登山届を提出します(写真は秋に撮ったもの)
小秀山までのマップもここで入手できます。
極力保険も入っておきましょう。
今はスマホからその日だけの保険加入もできる良い時代。

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そして建物右手よりスタート。
前述のように、普段は夫婦滝まで約1時間半。
ただし今回は雪も深く、後述の氷瀑ツアーでは登り2時間の予定なのでそれを目安に出発。
(実際休憩含めて2時間で夫婦滝到着、登山口までの戻りは1時間でした
http://www.movescount.com/ja/moves/move197438279)
既に序盤からブーツが埋まる程度の雪がある為、アイゼンという雪山用スパイクとスパッツと呼ばれる靴とズボンの隙間から雪や砂の侵入を防ぐものも使用しました。
途中から雪の積もった急な坂道を登るので、アイゼンがないと難しいです。
具体的には両手使って地面掴んでよじ登ろうとしても滑り落ちるくらい。

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個人的にはこのようなタイプの、つま先にも爪があるタイプがお勧めです。

冬の木道はこんな感じになります。

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冬でも氷瀑目的の登山客やツアースタッフの方の足跡がありますが、そこそこ滑るし寒い。
階段もたまに結構な角度。
気を付けないと滑るか隙間に足を挟む事も。
角度がこうであると、帰り道も気を抜けません。

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僕が登った日はずっとマイナス8℃でした。
休憩も適度にしないと体を冷やすし、無理に進むと汗でまた冷える。

それでもこの雪景色と、ところどころ現れる小さな滝つぼが元気をくれます。
↓は最初に載せた滝の冬化粧版。

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どこまで歩いても雪と森と岩による幽玄な冬景色があり、たまに下を向けば川の飛沫で下の方が広いツララを見られたりと、環境は厳しくとも冬の方が個人的にはとても楽しい。

急登が始まる前に避難小屋が現れます。
途中で注意を促す看板も現れますが、ここからは本格的な登り坂となります。
アイゼンがなくとも根性でここまでくる事はできます…が、ここからはそれを持ってない人がいたら引き止めたくなるくらいの雪と坂。

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ここや頂上の小屋(バイオトイレ付き!)はとても綺麗なので、管理している方には頭が下がります。

建物にも張られていますが、頂上まで度々現れる「○○まで×メートル」という表記がとても正確なので、雪のある時期もない時期も自分の体力と相談しつつ進退を決断しましょう。
引き返す勇気も大切です。
(僕はこの1月中に実際に途中で引き返し、後日改めて氷瀑へたどり着きました)

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写真はそれぞれ別のポイントですが、こんな感じに場所によっては冬は道が雪で埋もれ、尚且つ片側が崖という場所も多いです。
たまに木道ではない場所は左手側から滑ってきた雪で道が埋もれてるし、片面は崖。。
もし落ちたら一気に数メートル下の川まで急降下してしまいます。
全体的に数十センチの粉雪が積もり、川が削ってできた急斜面。
下から登るのは物凄く難しいです。
だからこそ無理は禁物。
常に慎重に。

そんな道やら坂道やらを進みに進んで約2時間、ようやく表れる氷瀑。
夫婦滝の男滝です。
高さ80メートル。
(女滝は凍った川を渡って崖を登って…というルートを辿る必要があるらしく、自重しました)

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初めて見ると「滝ってこんな風に凍るんだ…」とよく分からない驚きに包まれます
可能であれば事前に雪のない時期(↓)にも見ておくと驚きがさらに増すのでオススメです。

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ここも中津川市の一部だと思うと不思議な感じ。
とはいえ中津川駅からだと登山口まで車で1時間ちょい、そこから雪の積もった木道と山道を2時間くらい。
山の頂上からは長野県です。
それだけ北の端までくると、ここまで世界が変わる。

この日は1月26日。
まだまだ氷瀑は成長しているようで、写真では分かり辛いですが中央の隙間(黒い影になってる部分)からは流れている滝がチラ見していました。
この壮絶な氷の壁の奥から「ゴゴゴゴゴ」と滝の音が唸り続けています。
(頑張れば滝のすぐ近くまで登れそうでしたが、音が凄いのとたまに飛沫が飛んでくるので念のため遠くから望遠レンズで撮りました)

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因みに道の駅かしもでは1228日から228日までの間、この氷瀑を見るツアーも行われております。
詳細は下記にて。
http://kashimozanmai.com/event/2017/12/post-5.html

また、この道の駅かしもはアウトドアブランドであるモンベルフレンドショップ。
登山用品の相談や情報交換などもできる為、小秀山や氷瀑に興味がある人や、これから登山をしたいなあという人は是非立ち寄ってみましょう。
(追記。2018年現在はフレンドショップやコーナーは無くなっていました…)

鶏ちゃんなどのご飯も食べられるし(これもオススメ)、「小秀」「阿寺」といったご当地コーヒーも美味しい。
コーヒーはパックでの販売もあり、食堂では350円にて食後に飲む事もできます。

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氷瀑帰りの1枚。
絶景を見てからの鶏ちゃんはまた絶品でした。

(100円の通常のブレンドコーヒーも有り)
そして加子母といえばトマト。
シーズンであればモスバーガーでも使われた加子母のトマトも始め、この地域の特産品も入手できます。

氷瀑も冬以外の登頂もあまり登山未経験者には気軽に勧められませんが、上記ツアーやアドバイスを受けられる機会もあるのでちょっとでもアウトドアに興味があれば知っておいて損はないし、中級者以上でも楽しめるそんな小秀山です。

道の駅かしも
営業時間 08:30 ~ 17:00
休館日 元旦(食堂は年末年始)
kashimozanmai.com


乙女渓谷キャンプ場(小秀山/夫婦滝登山口)
公式サイト
駐車料金:500円(キャンプ利用者は無料)


この記事を書いた人

しもじま

名前   しもじま まさき

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中津川出身。ちょっとだけ東京にもいました。好きなモノは多いけど、メインは音楽と読書と食べ物と文化。おヘマガさんでは、基本的にはお気に入りの、もしくは気になったお店やスポットを紹介していけたらなと思ってます。

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